バスでビルバオまで
バルセロナから帰ってきたのが5/8で、友人Gも平日は仕事でマドリードにずっといるのもなんだからもう1ヶ所くらい行きたいなと思って思いついたのがバスク地方。
交通手段を調べてたらバスでビルバオまで30ユーロで行けると知り、4時間くらいかかるけど意外と快適そう。
あと前にFIGAROかなんかで見たサン・フアン・デ・ガステルガチェが気になっていて、ビルバオから結構近そうと知りそこにも行くことに。ただ車とかツアーじゃないとかなり行きづらそうで、ビルバオからバキオかベルメオまで行き、そこから2時間おきに出ている定員8名のバスに乗らないといけないという情報(夏季は海水浴のシーズンなのでもうちょっと行きやすいらしい)。
あとは宿が難関で、ビルバオ市内はほとんど空きがなく空いていてもかなりの高額…。
範囲を広げて見てみたら、ベルメオで駅から近く50ユーロのオスタルを発見。
とりあえずベルメオに泊まってたらガステルガチェにも行きやすいんちゃう?となりそちらを予約。
こちらも2泊したかったけど予算の都合で諦め、5/10・11の2日間で行ってきました。
バスターミナルのあるAvenida de Américaから出発して2時間ほど走ったところでブルゴス近くのレルマのバスターミナルで30分休憩。
それからまた2時間ほど走ってビルバオに到着。
バスターミナルのすぐ近くにはサン・マメス・バリアがありました。
徒歩でグッゲンハイム美術館へ。中にに入るつもりはなかったけど見てみたかったのは入口にいる犬のPUPPY。
…ってPUPPY衣替え中ですやんつД`)
あなた六本木ヒルズにもいますね?
当初の予定ではこの日にゲルニカに行く予定だったので、早々に美術館を後にしてトラムでバスク鉄道が出ているアチューリ駅へ。
トラムの乗り方が全くわからなくてその場で調べました…。
アチューリ駅で普通に切符を買おうとしていると、係員さんがやってきて「買い方わかる?てかどこ行くの」って言われてゲルニカと言うと、「またそこからどっか行くの?ビルバオには戻ってくるの?」って聞いてくるから、ベルメオで泊まって明日ビルバオに戻ってくると言ったら「じゃあこのbarikカード買いなさい、絶対そっちのが得だから!多分ビルバオでトラムとかメトロも乗るでしょ、あなたのルートだととりあえず10ユーロ(そのうち3ユーロはカード代)入れたらOK」ということで言われるがままbarikというsuicaみたいなカードを買いました。
あとで気づいたけど券売機が最初に英語とかスペイン語を選んでも、途中でバスク語に変わって全然わからなくなる謎仕様だったからやってくれて助かりました。
交通の便が悪すぎる! 行ってよかったガステルガチェ
電車に乗るとドッと今までの疲れが出てきて、(ゲルニカは最悪明日でも行けるかな…もうベルメオまで行ってさっさとチェックインしてちょっと休憩しよう)となり1時間20分ほどでベルメオに到着しました。
漁師町なので船がいっぱいあります。
オスタルのお姉さんがなかなか親切で、ガステルガチェに行きたいと言うと(ゲーム・オブ・スローンズロケ地めぐりをしてると最初に勘違いされたが)2時間おきのバスの時刻とか乗り場を教えてくれたり、ゲルニカからビルバオに戻る交通手段とかベルメオの飲食店とかかなり細かく20分近く説明してくれました。
ベルメオを少し観光してみようと思いましたが、ベッドでごろごろしてたら気づいたら寝ていました。
起きたら6時前でかなりすっきり目覚めました。
最初はチェックアウトしてから9:15のバスでガステルガチェに行くつもりだったけど、7:15の間に合いそうだし帰ってきてからチェックアウトでもいいんじゃね?となり急いで準備しました。
左が普通のバス、右がガステルガチェを通るバキオ行きの8人乗りのバスに見えないただのバン。
1.3ユーロと格安でした。
到着。周りに何もないけど、オスタルとバルがあるっぽい。
あの教会まで行きます。
傾斜が急で普通の地面じゃないから相応な靴履いてない人はこれ以上行かないでねの注意書き。
案内図。
何故か道の脇に船がありました。
だんだん下りがきつくなってきた。
海岸が見えてきました。
階段の入口まできました。
約240段の階段…。
フリッシュ互層。
だいぶ登って息切れしてきましたがまだ階段はあります…。
礼拝堂到着! 鐘を3回鳴らすと願いがなんとかかんとからしいですが、鐘自体なりませんでしたw
だいぶやりきった感。
礼拝堂の中には入れませんが、小屋のようなものがありました。
けっこう花が咲いています。
海の色もきれい。
朝早すぎたのか、ここまで登ってくるまでに三脚立ててひとりで写真を撮りまくっていたおっちゃんと、私が階段を登ろうとしたころに上から降りてきた夫婦の計2組しか遭遇しませんでした…。
頂上にもずっと人が来なかったので、荷物をそこらへんにおいていろいろと写真を撮ってみたりしばし開放感を味わって時間を見ると、バキオからベルメオへのバスの時間が1時間45分もあったのでゆっくり降りることにして途中休憩をしたりして、駐車場についた頃にはスペインやフランスからの車がいっぱい入ってきて人が一気に増えていました。
オスタルに戻ってチェックアウトの時にさっきガステルガチェに行ってきたと言うと、「え!嘘!もう行ってきたの!?夜中まで飲み歩いてまだ寝てるのかと思ってたw」と言われ、無事行けた安心感からお腹が空いてきたのでゲルニカに行く前にバルに行くことに。
コーヒーも飲みたかったけど喉が乾いてたのでセルベッサコンリモンとピンチョス。
常連らしきおっちゃんに、中国に国際電話をかけたいけどいくらくらいかかるのか?と質問され私住んでるの日本だし中国への国際電話はいくらかわからないと言うと、隣だし一緒のようなものやん?とか言われたので、本当に知らないし、そもそも日本にも国際電話かけないよw というと周りにいた若い子らが、そうだよ今どきはみんなWhatsAppとかFacebook使ってるんだからと加勢してくるというよくわからないやりとりがありました。
絵画で有名な街、ゲルニカ
ベルメオから30分でゲルニカ着。
ゲルニカ平和博物館。中には入りませんでした。
サンタマリア教会。
街中にあるゲルニカの壁画。
バスク議事堂。空爆の際に奇跡的に被害を受けなかった建物だそうです。
ゲルニカの木と人々を描いたステンドグラス。
議事堂内部。歴代議員の肖像画があります。
議長席。
ゲルニカのオーク(樫)の木4代目。
2代目ゲルニカの木。
ひと通り見て満足したのでビルバオ市内に戻りました。
世界最古の運搬橋
ビルバオのバルに行ってないことに気づき、旧市街で有名そうなとこを探して行こうと評判のよさそうだったGure Tokiへ。
人気店のようで人混みをかき分けて注文しました。
勧められるがままに頼んだスープのようなもの。
もう一軒行こうかなと思ったけどわりとお腹も満たされたので、ちょっと遠いけどビスカヤ橋を見に行くことにしました。
メトロのAreeta駅から歩いていると住宅街で、ほんまに橋あるんかいなと思っていると川が出てきました。
橋発見。
橋の上にも登れるみたいだけど、そんなに興味がなかったので昨日買ったbarikカードでサクっと反対側に渡りました。
ゴンドラは車も載せられます。
帰りはPortugalete駅から戻ることに。 Portugalete駅から橋の方へ向うとこんな感じで建物の間から橋が見えてくるみたいです。
何故か動く歩道がある。
そういやエイバルでも普通の団地の中にエスカレーターがあったような…笑
マドリードと違って広々として近代的な感じの駅。
中心部で降りてトイレついでにエル・コルテ・イングレスに行き、バスで食べるおやつとお土産になりそうなものを探しました。
ちなみに海外は日本のようにどこでもトイレがあるではなく、スペインの場合バルなどに行くついでに行っとくということが多いですが、鍵が閉まらないとか便座がないとか流れないとかよくあるので、ゆっくり用を足したい時はだいたいどこにでもあるエル・コルテ・イングレスが一押しです。
歩いてサン・マメス前に到着。どうやらラグビーのチャンピオンズリーグ的なものがやっているようで賑わっていました。
これで宿が全く空いてなかったのか…!と納得。
帰りは休憩なしの直行バスで、席も空いてたため快適にマドリードまで帰りました。